自毛植毛結果をツィートしたイギリス代表

世界中で話題となった自毛植毛を堂々と公言したサッカー選手

自分の頭の写真をツィッターで公開したサッカーのイギリス代表

名門サッカーチームのマンチェスター・ユナイテッドに所属するイギリス代表フォワードのウェイン・ルーニーが、自毛植毛の手術を受け、自分の頭の写真をツィッターで公開したことが、世界中で話題になっています。植毛を受けた有名人はこれまでも少なからず存在したでしょうが、有名人が植毛を受けたという事実よりも、ツィッターで植毛の手術を報告し、堂々と「結果に満足している」とつぶやいたことが話題となっているのです。

アグレッシブなプレイスタイルで有名なルーニーは、私生活でも問題の行動や発言の多い破天荒なキャラクターですが、頭髪に対して意外にセンシティブだったようです。16歳という若さでプレミアリーグ・デビューを果たし、25歳の現在まで常に第一線で活躍していたルーニーの髪はみるみるうちに後退していきました。同僚のオーウェン選手に「頭は60歳」とからかわれたことを気にしたり、「25歳からハゲているんだから、植毛してもいいじゃないか」と開き直ったりしています。

ルーニーは自毛植毛をロンドンの「Harley street hair clinic」という場所で受けています。このクリニックは最新の「フォリキュラー・ユニット植毛(Follicular Transfer)」を謳い文句としています。これは日本でも自毛植毛でも一般的に使われている手法で、このサイトでも同様の手法を使うクリニックにおけるカウンセリング体験談を掲載してきました。自分の後頭部にあるハゲない自毛を細長く切り取り、毛根の最小単位に株分けして薄毛部分に自然なデザインを配慮しながら移植していきます。自分の髪なので拒絶反応もなく、現在最も確実で安全な植毛方法です。しかし、植毛直後は髪が根付くまで、少し血が出たり、腫れたり、さぶたが目立ったりします。ルーニーも植毛の直後は自分の頭を公開せず、「まだ傷と腫れが残っているので、それが収まったら公開する」とツィッターでつぶやいています。自分の頭を植毛後初めて公開したときは「まだ少し血っぽいけど」とつぶやきながら、かさぶたを少し残しながらもしっかりと根付いた植毛後の頭皮を公開しています。手術には3万ポンド(約420万円)がかかったと報道するイギリスの記事もありますし、1万ポンド(約140万円)だったと報道する日本の記事もあります。

ルーニー以外にも、世界的に有名なサッカー選手の中には、若くしてハゲている選手をちらほら見かけます。伝説のサッカー選手ジダンはその代表格ですし、オランダを代表するロッペンのハゲ頭は、2010年ワールドカップの決勝でも輝いていました。その時の彼は、いぶし銀のテクニックとその容姿からは想像もできませんが、まだ26歳という若さだったのです。同じオランダ代表のスナイデルも同じ舞台で同様に頭を輝かせていました。決勝でスペインに勝利をもたらすゴールをあげたイニエスタも、ハゲのサッカー選手を代表する1人に数えられています。

スポーツをテニスに変えてみても、かつて黄金時代を築いたサンプラスとアガシの2人のハゲ度はかなりのものですし、現在No.1のナダルも25歳にしてロン毛の間から薄毛が目立つようになりました。スポーツ選手に薄毛が多い理由の1つとして、プロペシアが使えないという理由も関係しているかもしれません。ルーニーほどハゲてしまうとすでにプロペシアで目立った効果を出すのは難しいかもしれませんが、ハゲかけのころから飲んでいると高い確率で薄毛の進行をストップできる世界で唯一の薬です。プロペシアの成分フィナステリドはそれ自体は有害なものではないのですが、筋肉増強剤を隠蔽する効果があるという理由だけでドーピングテストで違反となるのです。それでも、プロペシアを飲んでドーピングテストにひっかかるスポーツ選手もたまにいます。効果のある薬が存在しながら、薄毛の進行を止められない選手たちはかわいそうです。

同じく薄毛に悩む立場からすると、薄毛のスポーツ選手を応援したくなる気持ちが自然と生まれます。ルーニーのように植毛を選択してしまうことは、本来は、薄毛の人々から反感を買うべき行為なのです。それでも、有名人なのに植毛に堂々と踏み切ったルーニーは、逆に薄毛の人に新しい希望を与えるような気がします。つねに人目にさらされるスポーツ選手は、人一倍薄毛が気になるのでしょう。ルーニーの髪が生えたところで、それほどハンサムにはならないという意見もありますが、本人にとっては薄毛は死活問題なのです。

ルーニーの祖国イギリスのウィリアム王子も2011年4月に結婚式を挙げたばかりですが、彼も若ハゲの代表として世界に知られています。結婚式の後の晩餐会で、自らも薄毛の父のチャールズ皇太子が、息子の薄毛は遺伝であると言って会場から爆笑を取ったそうです。ウィリアム王子が植毛することはさすがにないとは思いながらも、まさかのことを期待してしまうのは私だけでしょうか。ルーニーの植毛成功が、世界中の植毛の見方を変えるかもしれません。