ゴリラのリーダーは薄毛

ゴリラ界での薄毛はオスにとっての成熟とステータスのシンボル

薄毛のゴリラはリーダーになれる、人間は・・・

ゴリラの世界では、薄毛が進行してでっぱったおでこが、オスにとっての成熟とステータスのシンボルと言われています。メスのゴリラは成熟したオスを好むので、薄毛のオスのほうが人気があり、グループのリーダーに選ばれる可能性が高くなります。オスのゴリラには、木におでこをこすりつけてわざとはげようとする行動も確認されているそうです。

ゴリラにとってはリーダーとしての資質ともいえる薄毛の頭は、人間界のリーダーの資質としては通用しないようです。日本のリーダーといえば内閣総理大臣ですが、現在の福田総理は年齢相応の薄毛ですが、これまでの歴代総理大臣にはあまり薄毛の進行した人がいませんでした。歴代を振り返ってみると、安倍総理、小泉総理、森総理、小渕総理、橋本総理・・・とみな髪がちゃんと生えています。宮澤総理、中曾根総理までさかのぼると、年齢相応にはげた人は見つかります。これは外国に関しても同じことが言えます。アメリカの大統領も50年もはげた人が選ばれていません。近年のアメリカ大統領であるブッシュ大統領やクリントン大統領も髪がちゃんとあります。イギリスの首相も同じです。ブレア首相や現在のブラウン首相も髪が若々しくちゃんと生えています。

これは近年に限った傾向のようで、第二次世界大戦中を思い出せば、第40代総理の東条英機ははげていますし、アメリカのルーズベルト大統領やイギリスのチャーチル首相もはげていました。つい50年前までは、リーダーははげているのが当たり前だったのです。つい50年前までは、ゴリラの世界と同じように人間の世界でも薄毛のほうが成熟と賢さを意味していたのかもしれません。

そもそもなぜ男性ははげるのかという原因にしても、雌雄淘汰(sexual selection)で薄毛の男性が女性から好まれ選ばれてきたという説が有力です。ゴリラと同じように、人間界でも長年はげた男性が女性から選ばれてきたといえます。また、はげているとえば賢さを意味しているはずです。アンケート調査でも、好む好まないに関わらず、はげているほうが賢くて成熟して見えるという結果が出ています。人類よりはるかに進化しているエイリアンはみなはげていますし、お坊さんだってはげているほうがより賢く見えます。賢い人をリーダーにしたいと思ったり、伴侶にしたいと思うのは当然のように思われます。

薄毛対策に5000年以上の歴史があるように、男性は薄毛を嫌がり、何とか解決したいと思ってきました。薄毛は男らしさや力強さの象徴ですが、同時に老いの象徴でもあります。人類が長生きできるようになってからは、かつて若かった頃の状態に戻りたいと思う気持ちが生まれるようになり、薄毛対策に励んできたのだと思われます。かつら、薬、植毛などの薄毛対策も成熟してきているのではげを克服する人も増えてきています。薄毛を克服した人のほうが堂々としているから男らしく見えるのかもしれません。一方で、はげたくはなくても、男らしく見せるために好んでひげを生やしたりする人もいます。男らしさや成熟が好まれるのには変わりありませんが、薄毛がその証明として使えなくなってきているのかもしれません。