期待外れのリアップの新製品

8年ぶりに発売された発毛剤リアップの新製品の自己評価

8年ぶりに発売された発毛剤リアップの新商品にがっかり

本日2008年1月21日は、8年ぶりに発毛剤リアップの新製品が発売される日です。昨年の12月にプレスリリースされたときは、ついにリアップもアメリカの「ロゲイン」並に改良されるのかと期待しました。でも内容を見てみると、8年ぶりにしてはほんの少しの改良に留まっていました。期待していただけに、大変がっかりさせられました。

改良される内容としては、男性型脱毛症に効果があることが証明されているミノキシジル以外に、「壮年性脱毛症の病理にもとづいた頭皮環境を活性化する3種類の成分」を加えたことだとしています。これら3種類の効果に対する説明としては「パントテニールエチルエーテルが毛細胞に栄養を補給し、酢酸トコフェロールが皮脂の酸化を防いで頭皮を保護し、l-メントールが頭皮に清涼感を与えます」と説明されています。これでは、その辺にある「薄毛に効きそうな雰囲気」のするインチキシャンプーと同じです。男性型脱毛症について少しでも勉強すれば、「毛細胞に栄養を補給」「皮脂の酸化を防いで」という言葉が、男性型脱毛症にとっては何の意味も無いことが簡単に分かるはずです。リアップの存在価値は、あくまで世界で薄毛に効くと承認されている「ミノキシジル」を使っていることです。

一方、私が使用しているアメリカのロゲイン(アメリカ版のリアップのような商品)は、ミノキシジルは5%とリアップの5倍もの量が含まれています。リアップはミノキシジルが1%だけですが、世界標準からすると驚くほどの少なさです。今回リアップが8年ぶりに改良されたと知ったときは、まず「ついにミノキシジル成分の量をアップさせたか」と思いました。でもミノキシジル成分は相変わらず1%のままです。ミノキシジルを5倍の5%を使用しても5倍の効果が上がることはありませんが、臨床試験では一定して高めの効果を出しています。せめて女性用ロゲインのミノキシジル2%程度にまではアップしてもらいたかったです。

さらに、アメリカのロゲインの良いところは、「フォームタイプ」があることです。リアップは液状なので、つけているとこぼれてくることもあり、扱うときに不快な思いをすることがあります。フォームタイプですと、ひげそりフォームのようにロゲインを手にとって、頭につけるだけなのでとても扱いやすいのです。今回のリアップ改良には、そのような扱いやすさに関する商品改良もありませんでした。ちなみに、ロゲインの「フォームタイプ」は2006年に発売されましたが、最近伸びの無かったロゲインの売り上げが、2007年には25%もアップしたそうです。

なぜ、8年ぶりという年月が経った後の改良にも関わらず、このような「どうでもよい」改良しかされなかったのかは疑問は残るところです。リアップは2007年3月末までの累計出荷本数は3,000万本だったそうで、売れ行きもよく競争も無いので改善に対して保守的になっているのかもしれません。または、ミノキシジル成分をアップしたり、フォームタイプに改良すると原料費が高くなったり、臨床試験に時間がかかったりするのが問題だったのかもしれません。でも一番の理由は、日本の消費者が何も知らないことだと思います。薄毛対策に関する日本語の情報は、大手毛髪関連企業や育毛対策企業のものが多く、情報が偏っているうえに遅れているところがあります。英語にはいくらでも最新の情報がありますが、日本は元々閉鎖的なので、特に薄毛対策に関しては消費者が最新の情報を知らないのだと感じます。

8年ぶりの改良がこの程度なので、今後もリアップに大きな期待はできないと感じました。しばらくは、アメリカのロゲインを使用し続けたいと思います。