そんな太陽の光に対抗するためには、まずはやはり日焼け止めでしょう。
オーストラリアでは、1年中どこのスーパーでも日焼け止めがズラリと並んでいます。
「誰が使うの?」というくらい大きいボトルもありますよ。その大きさに圧倒されていたら、ホストマザーが、こう教えてくれました。
「幼稚園や学校には、日焼け止めが必ず置いてあるの。 それで、外に出るときには、一年中必ず生徒につけるのよ」
これで納得です。気合いが違いますね(笑)。
話がそれましたが、それだけ日焼け止めは有効であり、手軽な紫外線対策だということなんですね。
そこで、ここでは日焼け止めの選び方をじっくり考えてみましょう。
ちなみに私は、安すぎると「大丈夫?」と思い、妙に高いと「広告費か?」と疑い、奇抜なデザインは「軽い!」とケチをつけてしまいます。
・・・いやいや、そういうことではありません。
もっと見るべきところを見て、日焼け止めを選ぶべきなんですね。
見るべきところ、と言いますと。
日焼け止めで気になるのが、「SPF」と「PA」という表示ですよね。
これは、紫外線を防ぐ度合いを表したものですが、それぞれ全く別の働きをするんですね。
まずは、SPFがどんな働きをするのか、ご紹介しましょう。
実は、地上まで届く紫外線には、UV-A ・UV-Bのふたつがあるのですが、SPFの値はB波をどの程度防ぐかをあらわした数字です。
UV-Bとは、皮膚がほてったり赤くなったりする原因です。さらには、皮膚がんもこの紫外線が影響して起こるものです。
SPFの値は、数字で表されていますよね。
それは、紫外線をシャットアウトする度合い、跳ね返す力の大きさだと勘違いしてる人もたくさんいると思います。私もそう思っていました。(ホストマザーの呆れたこと・・・)
でも、そうじゃないんです。
あれは、紫外線を防止する「時間の長さ」なんですね。
どういうことかといいますと・・・
通常、肌が赤くなる日焼けが始まるのは、太陽に当たって15分後からだと言います。
もし、SPF10の日焼け止めを使えば、15分×SPF10=150分 で、日焼けが始まるのを150分後からに延長してくれる、という意味なんですね。
ですから、SPF値が高ければ高いほど、日焼けが始まるまでの時間が先延ばしにできるわけです。
「なんという便利モノ!!!」
つたない英語で驚く私に、またもや呆れたホストマザーの顔・・・。忘れられません。
でも、この数値が高ければ高いほど「いい」のかというと、そうでもないんです。
やはり、便利度合いが高いと肌をいためる度合いも比例して高くなるんですね。
自分がどれくらいの時間出かけるのかを考えて、使い分けるためには2~3種類の日焼け止めを持っていても良さそうです。
オーストラリアでは、SPFは30あれば充分だと言われています。
SPF値が高いものを選ぶよりも、こまめに塗りなおす方を薦めています。
SPFがUV-Bを防ぐのなら、「PA」はUV-Aを防ぐのだろう、とお思いでしょう。
はい、その通りです。
PAは「+ ++ +++」の3段階で表示されていますよね。
これは、イメージ通り、「+」の数が多いほど、UV-Aをカットしてくれるわけです。
UV-Aは、肌が黒くなる日焼けのもとです。
つまり、くすみやシミの原因ということですね。
また、肌の奥深くまで入り込む紫外線で、肌のハリまで失わせてしまうんですね。
女性には、放っておくわけにはいかない紫外線ですよね。
それでも、やはりSPFと同じで、値が高ければ良いというばかりでもないのです。
日常的には「+」はひとつかふたつで充分だと言われています。
さて、赤くなるのを防ぐSPFと、黒くなるのを防ぐPA、どちらが重要だと感じましたか?
まぁ、これは愚問ですね。
女性としてはPAを重視してしまいますが、有害性が高いのはSPFがカットしてくれるUV-B。しかも、皮膚がんの原因でもあります。
美容のためのPA。健康のためのSPF。
私たちが笑って幸せに暮らすには、どちらも捨てられませんね。
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